猫と庄造と二人のおんな
本を読むペースが加速している今日この頃です。
個人的に良いと感じた本は、
ジャンルを問わず、ガンガン紹介していきます。
ただし、あまりにもマニアックなものは控えます。
(テニス解体新書、とか。。。)
今日は、谷崎潤一郎さんの『猫と庄造と二人のおんな』。

この題名は、上下関係というか、
どうやら優位順に並んでいるようです。
猫のリリーを溺愛する庄造。
リリーに嫉妬して、追い出そうとする後妻、福子。
リリーを引き取って、庄造をつなぎとめようとする前妻、品子。
品子の巧みな手紙から物語が始まり、
それぞれの人間模様、心理戦が描かれています。
猫を主人公にした他の作品と違うところは、
リリーは一切喋らないというところでしょうか。
猫目線ではなく、始終、人目線。
なので、リリーは「ニャア」しか言いません。
それでも、読み進めるほどにリリーの魅力が存分に伝わってきて、
庄造の溺愛ぶりにも納得してしまいます。
やわらかい関西弁で読みやすく、
おかしいような、あったかいような、切ないような、
そんな作品です。
持ち場でごはんを待つ、ふたりのおんな。

ココさん、どこ見てるんですか?

「おかわり。」
ごはんが上から降ってきたら、いいですね
お読みいただきありがとうございます。
ポチッと応援していただけると嬉しいです。


個人的に良いと感じた本は、
ジャンルを問わず、ガンガン紹介していきます。
ただし、あまりにもマニアックなものは控えます。
(テニス解体新書、とか。。。)
今日は、谷崎潤一郎さんの『猫と庄造と二人のおんな』。

この題名は、上下関係というか、
どうやら優位順に並んでいるようです。
猫のリリーを溺愛する庄造。
リリーに嫉妬して、追い出そうとする後妻、福子。
リリーを引き取って、庄造をつなぎとめようとする前妻、品子。
品子の巧みな手紙から物語が始まり、
それぞれの人間模様、心理戦が描かれています。
猫を主人公にした他の作品と違うところは、
リリーは一切喋らないというところでしょうか。
猫目線ではなく、始終、人目線。
なので、リリーは「ニャア」しか言いません。
それでも、読み進めるほどにリリーの魅力が存分に伝わってきて、
庄造の溺愛ぶりにも納得してしまいます。
やわらかい関西弁で読みやすく、
おかしいような、あったかいような、切ないような、
そんな作品です。
持ち場でごはんを待つ、ふたりのおんな。

ココさん、どこ見てるんですか?

「おかわり。」
ごはんが上から降ってきたら、いいですね

お読みいただきありがとうございます。
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