心に太陽を

台風21号の影響で、丸1日以上経った今も
停電が続いている地域があるようです。

かれこれ20年近く一人暮らしをしている私も、
非常時には心細くなります。

女性が一人で、
真っ暗な夜を過ごす不安は
とても計り知れません。

ほんの少しでも、
気持ちが和らいでくれたらいいな、という思いで、
私の好きな詩と、おはなしを紹介します。


心に太陽を持て。
あらしがふこうと、ふぶきがこようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。

くちびるには歌を持て。
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。

苦しんでいる人、
なやんでいる人には、
こう、はげましてやろう。

「勇気を失うな。
くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。」


ドイツの詩人、フライシュレン
“心に太陽を持て”


私が読んだ、山本有三さんの本には、
次のおはなしもありました。

イギリス近くの海で、
一そうの船が大型船と衝突、沈没し、
多くの人が海に投げ出されました。

夜で霧も深く、救助は難航。

たった一人で暗い波の間に浮かんでいた男は、
腕も足も疲れ、
もう長くは泳いでいられないような気がしました。

助けを呼んだり、祈ったりしていたところ、
突然、きれいな歌が聞こえてきました。

その歌のほうへ泳いで行くと、
何人かの婦人が大きな材木につかまっていて、
歌っていたのは、一人のお嬢さんでした。

男はみんなで歌うことを提案し、
合唱をはじめるも、なかなか救助がきません。

何曲も繰り返し、
歌うことをやめてしまった人もいます。

それでもお嬢さんは、美しい声を
ふるわせ続けていました。

すると、遠くのほうで何か音がします。

ボートです。

救助のボートが来て、
そこにいた全員が引き上げられました。



本を読んだのは、もうずいぶん前ですが、
ずーっと心に残り、
私の支えの一つになっている言葉たちです。

心に太陽を。

くちびるに歌を。

枕元に猫を。

枕元に猫

こっちにもいます。

こっちにもいる

こういう状態。

こういう状態

大丈夫、大丈夫。
あなたなら大丈夫。

つねに視界に
どうしても視界に・・・

入り隊
入り隊。

明けない夜はない。
やまない雨はない。
復旧しない停電はない。

ヘッドマッサージか
ヘッドマッサージ的な。

1秒でも早い復旧を祈っています。



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すずきちえ

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~2021年12月22日~
猫の神様のもとへ

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